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眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

子どもの眠りの理想と現実 1

夜にしっかり寝る赤ちゃんになって欲しいならば、朝と夜のメリハリをつける生活は大切です。

朝は、しっかりカーテンを開けて、光を室内に取り入れましょう。
外気浴やお散歩は、なるべく午前中のうちに。
お昼寝のときにも、特に暗くしたり静かにしたりする必要はありません。

でも、夕方になってきたら、だんだん、暗く、静かにしていくことを心がけましょう。
部屋の明かりが調整できるものなら少しずつ暗くします。
テレビも消すか、どうしても消せなければ、せめて音を静かにしていきましょう。
スマホタブレットも、とくに夜にはできるだけ赤ちゃんに見せない方がいいですね。
そして、夜に寝る部屋は、できるだけ暗く、静かにしましょう。

電気が発明され、実用化されるまでの長い長い、何万年もの間、ヒトにとっては、お日様がのぼったら目覚め、お日様が沈むと眠ることが自然なことでした。
そのプログラムは、赤ちゃんの中にもちゃんと刻み込まれています。

日中は明るくにぎやかな環境で過ごし、夜は暗く静かな場所で過ごせば、生後間もない赤ちゃんでも、次第に、夜にまとめて寝てくれるようになっていくのです。

一方で、夜中でもうるさかったり眩しかったりする環境にずっと赤ちゃんが置かれていると、いつが昼でいつが夜か、赤ちゃんにとってわからなくなってしまうため、なかなかまとめて寝ることができません。

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さて、我が家には、4歳と0歳の男の子がいます。わたしは、睡眠の専門家のはしくれなので、上のようなことを念頭において、こと睡眠に関してはきちんと子育てしようと心がけてきました。

しかし、子育てとはマニュアル通りに行かないものです。特に二人目が生まれてから、思うようにできないことがますます増えました。教科書で勧められているような寝させ方を我が子にはさせられなくて、自己嫌悪におちいることもしばしば。わたし自身もまた、理想的でない寝方をついついしてしまったりしています。

でも、睡眠について人に指導することもある立場として考えると、これはこれで貴重な経験なのかも。頭ではわかっていてもうまくいかない場合も多いんだと、体で知っている方が、より共感的で、現実的な伝え方ができるようになるかもしれません。

なので、我が身の恥をさらすような話ではありますが、自分にとっての振り返りをかねて、寝かしつけなど、睡眠の理想と現実についてしばらく書いてみることにしました。