眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

昨夜に眠れなかった理由 (3)

寝つきが悪かったわたしの行動の何が悪かったのか? ということについて、ここまで

1 やや遅い時間に長めに昼寝をしてしまった。
2 寝る直前に運動をした
3 寝る直前にパソコンの画面を見ていた

の3つの原因を可能性として挙げ、2番目まで説明しました。
3番目、「寝る直前にパソコンの画面を見ていた」について書きます。

睡眠と光とは、とても密接な関係があります。
詳しく説明すると長くなるので、簡単にざっくりまとめると、
光を利用した、良い睡眠への秘訣は、このようなものです。
「朝のうちにまぶしい光を浴び、夕方以降は光を避ける」

パソコンとかスマホとかの画面は、光を放っているわけですね。
しかもその波長が、ちょうど、人間の体内時計のリズムを乱しやすい、青色の光に近いと言われます。
疲れ目対策として、ブルーライト遮断メガネがずいぶん売れたじゃないですか。
そのブルーライトには、寝つきを悪くする作用もあるのです。
スマホやパソコンって、じっと凝視する分、光が目から入りやすいです。

参考:
メガネメーカーJINSの、ブルーライトを50%カットできるというメガネの商品ページ。
http://www.jins-jp.com/jins-pc/

(50%しかカットできないなら、結局PCやスマホを見ないのが一番の対策だと、個人的には思いますが)

なので、寝る直前の時間帯にパソコンを見ていたわたしは、わざわざ自分の寝つきを悪くするような行動を取っていたのでした。

夜中に目が覚めたときについついスマホをいじってしまうのも、よくありませんよ~。眠りが悪い自覚のある人は、気を付けてください!