眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

赤ちゃんの睡眠を記録する効用

産後間もない母親というのは神経質なものです。今日の明け方に起きて授乳している際に、わたしは、ふと、あることが気になり出しました。

「この子の夜中の授乳は、だいたいきっちりと3時間間隔だけど、この子のお兄ちゃんのときはもっと眠れていたような気もする。もしやこの子はお兄ちゃんよりリズムが整うのが遅いのだろうか!?」

幸い、比較するためのデータはそろっています。長男は、生後半年間、産院でもらった育児ダイアリーに、毎日の母乳の時間、寝ているじかん、おしっこ、うんち、などを記録してきました。最近生まれた次男も、ほぼ同じ形式で記録をとっています。

で、わざわざ明け方4時に、長男の分の育児ダイアリーを、しまってある場所から取り出して、たしかめてみました。

結果は、「なーんだ」というところ。いまの次男と同じ日齢の頃は、長男も、夜の授乳間隔は、やっぱり3時間程度しか開いていません。それどころか、寝る間際は1時間ごとに授乳されて11時過ぎにやっと寝るという感じで、いまの次男よりも寝るのが遅いくらいです。

長男の記録をたどっていくと、生後3か月頃には、夜中に起きるのが1回程度になっているので、次男も、その頃には今より楽になっているかな、という希望が持てました。
(昨日のエントリーに書いた、体内時計が確立するのは生後2-3か月頃、という話と一致しますね)

毎日子育てをしていると、ちょっと昔の細かいことは忘れちゃうんですよね。「今のこの子」に向き合うのがいちばん大切だから。でも、そういうあやふやな記憶のせいで、今回みたいに上の子と下の子を比べて不安になっちゃったりすることもあるわけで、きちっと記録をとって、記録を見比べるということは大事だな、とわかりました。

長男が赤ちゃんの頃に毎日つけていた育児日記も、なかなか読み返せてないけど、また読まなくちゃなと思いました。ただ単になつかしいという以上に、次男を育てていく上で参考になる情報が入っていそうな気がします。