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眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

ハタチの頃、だれもが自分みたいに眠いんだろうと思い込んでいた

わたしの話 日中の眠気

わたしは、居眠りの常習犯でした。

徐々に眠気が強くなっていった10代の頃

学校での眠気の記憶で一番古いのは、小学校高学年の頃。社会科の授業のときに、ノートを取ろうとして、眠気のために文字がぐにゃぐにゃになってしまった、そんな思い出です。

中学生になると、さらに眠気が強くなりました。
講堂に全校生徒が集められて、講演を聞いたり式典に参加したりすることってありますよね。そういうときに、ずっと起きていることがほとんどできませんでした。しょっちゅう、隣に座っている同級生から、小突かれていました。
通学のため電車に乗っているときも、立ったまま寝てしまって、手に持っている本を取り落したことが一度や二度ではありません。

高校生になると、もっと眠くなりました。
お世話になった先輩の卒業式、起きていたかったのに寝倒しました
授業中でも、どうしても眠気に逆らえないことが多くなってきました。
「最前列で堂々と突っ伏して寝ないでくれ」と先生から注意されたり。

そう、どれだけ寝ていても、まじめに授業に参加する気はあったのです。
だから、大学に入っても、いつも前の方の席に陣取って…毎回のように寝ていました。
大学生の低学年の頃は、まったく寝ずに最初から最後まで聞いていられた講義の方が少ないんでは? という状況でした。
そのため、「いつも前の方の席で寝ているやつ」と、同級生たちから認識されるようになってしまったようです。

自分では、自分がヘンだと気がついていなかった

おかしな話に聞こえるでしょうが、それだけ学校生活を寝倒して来たのに、自分の状態が「普通じゃない」と気がついたのは、二十歳を過ぎてからの頃でした。

20代半ばになり、社会人としての振る舞いが求められるようになってから、わたしの居眠り問題は、一気に、解決すべき課題として噴出してきました。
そのとき初めて、ほとんどの人はわたしほど眠くないし、居眠りもしていないようだと気が付いて愕然としたのです。

 なぜそうなってしまったのか。3つほど原因が考えられるかなと思います。

 

1.ずっと眠かったから、眠いことが当たり前になっていた

自分としては、これが一番大きいように思います。
じっと座っているだけで眠気が襲ってくるという時期が本当に本当に長くて、むしろそれが自分にとっての普通でした。
だから、世の中の人みんなも、わたしと同じくらいに眠いんだろうと、なんとなく思い込んでいたんです。

 

2.わたしが周りをあまり見ていなかった

もともと、人づきあいが苦手で、あまり周囲に注意を払わない性格です。
「居眠りが許されない状況もある!」
「ていうかそもそも、居眠りするってよくないこと!」
という暗黙のルールをわたしが読み取れなかったことも、ますます居眠りを助長したと思われます。

 

3.若い頃は、周りの人もだいたい睡眠が乱れていたので、わたしの居眠り具合が目立たなかった

高校生から、大学の低学年頃までは、親離れの時期ということもあってか、生活が乱れやすいものです。少なくともわたしの周りでは、夜更かし自慢、短時間睡眠自慢、休みの日に寝倒した自慢などが横行していました。

すると、当然、もともと眠くなりにくいタイプの人であっても昼間に居眠りしやすくなります。
だからわたしは、他の人も寝ているのを見て「わたしだけじゃない」なんて思っていました。
ただ、わたしはどうも、他の人以上に寝ている回数が多かったようなんですね。しかも、「明らかに居眠りがマズイだろう!」という状況でも寝てしまっていた。そこが問題でした。

 

もしかして、あなたの近くの眠い人も、まだ知らないのかもしれない

子どもの頃から眠い人みんなが、わたしのような経過をたどるわけではありませんが…。
もし、あなたの身近に、よく居眠りをしている若い人がいたとして。その人が、あまりにも頻繁に、あまりにも悪気なく、居眠りをしているようだったら。
もしかしたら、その人は、昔のわたしみたいに、
「眠い方が当たり前。居眠りすることが当たり前」
と思い込んでいるのかもしれません。


問題を解決する第一歩として、その人が自分の眠気を普通のレベルだと思っていないか、まずは確認してみるのはいかがでしょうか。

 

続き書きました↓

自覚がないのに寝不足だった ~行動誘発性睡眠不足症候群だったわたし - 眠りの科学とワタシの生活