夫のいびきが心配! 病院に行った方がいい? どうやって病院を探す?
夜中にいっしょに寝ている夫(もしくは妻とか父とか母とか)のいびきが大きいと、気になりますよね。呼吸が止まっているところを目撃でもしたら、さらに心配にもなることでしょう。
いびきが大きい人は、睡眠時無呼吸症候群という病気である可能性があります。眠っている最中に繰り返し、呼吸が止まる病気です。
この病気にかかると、睡眠の質が悪くなって昼間に眠くなることがあります。頭痛が出る人もいます。
さらに、睡眠時無呼吸の影響で、血圧が上がりやすくなったり、心臓病や脳卒中などの重大な病気の危険が増えたりすることがわかっています。だから、元気に長生きしたいと思うならば、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合に、きちんと検査・治療するのはたいせつなことなのです。
とはいえ、病院に行くというのもそれなりにハードルが高いものですよね。しかも、どこの病院のどの科にかかればいいのか、わからない方が普通でしょう。
なので、この記事では、睡眠時無呼吸症候群が疑われる人について、
病院に行くかどうか
どうやって病院を探したらいいのか
の2点を説明します。
病院に行くかどうか?
まず最初に言っておくと、睡眠時無呼吸かどうかを問診だけで間違いなく見分ける方法は、今のところありません。つまり、「睡眠時無呼吸はなさそうで、大丈夫」と言うためには、何かしらの検査機器を着けて一晩寝ることが、最低限必要です。
典型的には「太ったおじさん」に多い病気ではありますが、痩せていても女性でも若くても、重症の睡眠時無呼吸症候群になる人はなるので、この病気が心配ならば、まずは検査を受けることがおすすめです。
だから、「こういう人なら様子を見てだいじょうぶ」とは、ちょっと言えない。
でも、「こういう人は特に検査した方がいい」とは言えます。
特に検査した方がいいのは、たとえば、こんな人たちです。
いびきに加えて、上の徴候のどれかがあれば、ぜひ、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてください。
どうやって病院を探したらいいの?
まず、日本睡眠学会が認定している医療機関のリストはこちらです。
ただし、地域によっては認定医療機関がほとんどなかったりします。また、睡眠の専門医や検査設備が不足していて診られる患者数が限られるため、初診予約が数か月後という病院も少なくありません。
ただ、わたしの意見としては、睡眠時無呼吸症候群疑いの人全員が睡眠学会認定医療機関に行く必要はないと思います。
睡眠学会認定医療機関でなくても、睡眠時無呼吸症候群のまっとうな診療を行っている病院はたくさんあるからです。
では、そのように睡眠時無呼吸症候群の治療を積極的に行っている病院を、どうやって見つけたらよいでしょうか?
手軽なのは、検索することですね。
あとは、睡眠時無呼吸症候群の治療機器を手掛けている業者のホームページからも、病院のリストを取得できます。
業者経由の情報ということに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、しっかりと睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を行うならば、業者と連携するのは必要なことです。業者が公表するリストに載っているということは、アクティブに治療を行っている施設だという一つの目安になります。
わたしが探して見つけた病院リストに、リンクを貼っておきます。
テイジン関連
フィリップス・レスピロニクス社関連
フクダ電子株式会社関連(リストには明記されていないけれど、リンク先などより推測)
(以上は、業者名の50音順で掲載しました)
この3つの業者は大手ですが、他にも睡眠時無呼吸の治療機器を手掛けている業者は何社かあるので、上のリストに載っていないからと言って睡眠時無呼吸の診療を行っていないとは言えません。でも、一つの目安としては使えます。
以上、お役に立ちましたでしょうか。
こういうことも知りたい! などあれば、随時書き足しますのでご意見くださいませ。