眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

遮光性の低いカーテンを寝室に…と思い立ったが、探しにくかった

子どもが寝る部屋のカーテンは、遮光性の高くないものがおすすめです。

おすすめの理由

朝、日光が窓から部屋に差し込む環境にすれば、自然と目覚めやすくなります。睡眠や覚醒のタイミングをつかさどる体内時計の時刻合わせが、朝、強い光を浴びることによって行われるためです。
 
特に、思春期の子に対して、光を有効活用したいところです。といのは、その年代だと、体内時計のリズムが、夜更かし朝寝坊に傾きやすくなるからです。夜型リズムを少しでも朝型方向に修正するために、朝から強制的に光を浴びさせることは、安価で安全、かつ手軽な方策です。
 
そんなわけで、思春期でなくてもそうでなくても、寝起きの悪い人に対して、「カーテンを開け放ってレースカーテンだけで寝る」ことをおすすめする場合が、よくあります。
 
とはいえさすがにレースカーテンだけだと、室内が丸見えになりそうで気になりますよね。だから、最初から、遮光性の低いカーテンを選んで買えばいいのではないかと思うのです。
 

でも、遮光性の低いカーテンって探しにくい

と、そんな思いがあったので、今度引っ越しすることを機に、寝室のカーテンを遮光性の乏しいものに替えようと思い立ちました。これから子どもたちも小学生になっていくので、今まで以上に睡眠のリズムには気を配りたいですし。まあ、いつまで親と同じ寝室で寝るかはわかりませんが。
ついでにリビングも、昼間に部屋を暗くするニーズはないので、遮光性の低いカーテンにしてみよう、と考えました。
 
ところがですね、さまざまな通販サイトでカーテンを検索したら、遮光性の低いカーテンを探すことがすごく難しい! 「遮光」は絞り込みで選べることが多いのに、「遮光性低い」という選択肢が、どこにもない!
試しに楽天の検索窓に 「-遮光」と打ったら、ヒット数が10分の1以下に減ったけれど、それでも遮光1級カーテンがずらずらと検索結果に並び、かえって選択肢が狭まりそうなのでやめました。
 
「子ども部屋のカーテンは光を通すものを」という意見は、カーテン選びを指南するサイトでも見かけたし、それなりに普及している知見なのではないかと思われます。
そこで、通販各サイトにおいては、カーテン選びの際、「遮光1級」「遮光2級」の他に「遮光3級以下」という感じの絞り込みができるようにするとか、「遮光」タグのつくものを検索結果から除外できるようにするとかいうのはどうでしょう。それなりの需要があるんじゃないかでしょうか。
 

遮光性の高いカーテンはこんな場合におすすめ

ここまでさんざん、遮光性の低いカーテンが欲しい! という話をしてきましたか、もちろん、遮光性の高いカーテンがだめなわけじゃないですよ。状況によっては、非常に有用です。
 
特に遮光カーテンが力を発揮するのは、夜勤をする仕事など、外が明るい時間帯に本格的な睡眠を取らなければならない人において。しっかりと休むために、この場合は、積極的に遮光1級のカーテンを選ばれた方がいいです。
 
あと、以前のわたしがそうだったように、ワンルームなんかの狭いアパートで女性が一人暮らしする場合は、夜に外からの視線をシャットアウトできる遮光カーテンが、防犯上安心ですね。
 

我が家のカーテン選びの結果 

結局寝室に選んだカーテンは、こんな感じ:
 
 
風合いが売りの麻素材なので、遮光加工はしていないと思われます。「薄いのでレースカーテンとして使っています」という主旨のレビューもあるくらいなので、光を通すことは請け合いです。むしろ、夜に道路の光などを通し過ぎて寝室が明るくなりすぎないか、注文完了してからどきどき…。まあ、常夜灯がいらなくなると思えばいいかな。
 
リビングに関しては、暗くなくてもいいけど、暗くても不都合はないので、結局遮光性の程度にこだわることはやめました。遮光性の低いカーテンが、あまりに探しにくかったので。
 
 
とはいえ、こんな感じの白地のカーテンを選んだので、結局そこそこ光を通しそうです。
 
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