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眠りの科学とワタシの生活

睡眠関係のネタを、睡眠の専門医である2児のママが書いてます。

眠れない夜は、楽しく過ごすことにしています ~不眠に生活を振り回さないために

日頃、睡眠不足が長めに必要な、眠くなりやすいタイプであることを公言しているわたしですが、実は、不眠傾向も多少あります。30歳を超えた頃から、気になるようになってきました。
 
だいたいの日は、5分くらいでストンと寝付くのです。ところが、なかなか眠りに落ちられず、時計を見たら30分は経っている、そしてそのまま何時間も寝付けない…ということがときどき起きます。あるいは、夜中にトイレに起きたあとでそのまま眠れなくなることもあります。あわせて月2回くらいのペースでしょうか。生活に支障のでるほどの不眠ではないので、不眠「症」ではありませんが、不眠傾向だとは言えましょう。
 
対策として、昼以降にカフェインをとらないことや、夜に起きた際にスマホを見ないことなど気を付けています。それによって、多少ましにはなりますが、それでも、寝られないときには寝られません。
 
寝られないと悟ったときには、もう開き直って、夜の時間を楽しむことにしています。頑張って寝ようとしてもかえって寝られないどころか、不眠を悪化させる危険があるからです。同じ寝られないなら、どうせならプラスになる時間の使い方をしたいじゃないですか。そういうわけで、日頃、仕事と育児と家事に追われていてはなかなかできないこと……とくに、だらだら漫画を読んだりゲームをしたりすることが多いです。部屋の片づけとかブログを書くとか、そういうもうちょっと建設的なことをする場合もありますが、基本的には、欲張りすぎずに、気軽に楽しめることをしています。
そうして、眠くなったら、寝ます。
 
だから、あまり疲れていないときなどは、「子どもたちが寝ついたあとにもまだ自分が起きられていたら、何をしよう」と、ワクワクしながら子どもたちを寝かしつけている場合もあります。子どもたちといっしょに横になって、しばらく目を閉じていたら、結局寝てしまうことがほとんどですが…。
 
一般論として、「眠れなかったらどうしよう」「眠るようにがんばらなければ」という考えは、不眠をよりいっそう悪化させやすいと言われています。
なので、不眠をさらに悪化させないためには、「寝られても寝られなくても、どっちに転んでも美味しい結果になる」ようにするために「寝られないとき用プラン」を用意しておくことが、ひとつの作戦なんじゃないかなー、と思うんですね。
 
よく患者さんにおすすめしているのは、眠れない晩には、「読まなきゃいけないけれど難しい本」を読むこと。難しい本を読むと眠くなりやすいですし、もし眠れなかったら眠れなかったで、読まなきゃいけない本を読めてOK、どちらに転んでも満足、そういう理屈です。
 
ただし、注意点が2点:
・仕事に関係した本は読まないこと。仕事を思い出して、眠りにくくなっちゃいますからね!
・読書は布団の外で、できれば寝室の外で!
 
なぜ布団の中で読書してはいけないのかについては、過去に書いたこの記事をご参照ください。内容は今回とかぶりますが。
 
不眠に生活を振り回されないようにするために、眠れない状況をも楽しむようにしたいものですね。