産後の睡眠について、英語の専門書を読んでみる (2)
手元にある英語の専門書(Principles and Practices of Sleep Medicine. 5th edという本)の、産後の睡眠に関する章をさらに読み進みます。
今日は、そこで目についた、トリビア的な短いネタをひとつ。
夜間に出産することは、産後1週間の時期に気分が沈むこととと関連しているのですって…!
次男を夜9時に出産した者としては、「えー、そうなの」とびっくりです。
なんでそうなるか、前後の記述の文脈から読み取るに、産後直後の夜にぐっすり眠れないことが、気分の良し悪しに影響してくるんだろういうところみたいです。
確かに、次男のお産の直後、分娩台から降りるまでまず2時間かかったし、その後もいろいろあって、うちの場合結局消灯して寝られたのは午前1時頃。低血糖ぎみと言われた赤ちゃんのことが心配で、翌朝も寝た気がしなかったもんだ。お産翌日の体調も気分も、主観的には最悪でした…。
出産時刻という、割と自分ではどうしようもないことも、マタニティブルーの度合とかかわっているとは、驚きてすね。
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根拠として引用されていた論文を読んでみたかったけれど、自宅からでは、無料ではムリでした。残念。
一応リンクを貼っておきます。
J Psychosom Res. 1992 May;36(4):309-16.
Sleep deprivation and the postnatal blues.
Wilkie G, Shapiro CM.
http://www.jpsychores.com/article/0022-3999(92)90067-C/abstract